三種混合ワクチンとは、ジフテリア、百日ぜき、破傷風のワクチンが合わさったもので、1度に3つの病気に対する予防接種ができてしまいます。
ジフテリアは、ジフテリア菌の感染によって起こる病気で、高熱や喉の痛み、咳、神経麻痺、心筋炎の症状が出ます。百日ぜきは、百日ぜき菌の感染により起こります。治療が遅れると長く咳が続き、赤ちゃんにがかかると呼吸困難になることもあります。生後まもなくの赤ちゃんもかかる可能性がある病気です。
破傷風は、土の中にいる破傷風菌が傷口から体内に入り込むことによって発症します。麻痺などの神経症状が起こり死亡確率も高い危険な病気です。予防接種の普及によって感染者は少なくなりましたが、日本の土の中にも破傷風菌はいるので、接種を受けなければいつ感染してもおかしくはない状況にあります。
1回の接種では免疫がつきにくいため、接種の回数が多いことが特徴です。第一期は生後3ヶ月から1歳の間に3週間から8週間あけて3回接種を行い、1年から1年半の間を空けて1回の追加接種を行います。第二期は小学6年生の時に百日ぜきを除いた2種混合の予防接種を行います。
目立った副反応は見られず、注射の跡が赤く腫れたり、硬くなったりします。3~4日で治ってしまいますが、稀に肩からひじまでの広い範囲で腫れてしまう事もあります。腫れがひどく気になるときは医師を受診してください。
赤ちゃんをしっかり抱っこして受けるほうと反対側の手をしっかり押さえてください。また、接種後はワクチンが中までよく広がっていくように5分間くらいはやさしくもんであげましょう。
回数が多く、間隔も決められているために、忙しない印象を持つ予防接種ですが、仮に8週間を過ぎてしまっても予防接種の効果がなくなってしまうわけではありません。かかりつけのお医者さんに相談してアドバイスを受けてください。回数をきちんとこなせば大丈夫な場合がほとんどです。
赤ちゃんが生まれて3ヵ月、そろそろ予防接種が始まる頃です。市町村からの通知や母子手帳にも記載されているように、
予防接種についてご紹介します。赤ちゃんはたくさんの予防接種を受けるよう勧められています。しかし、予防接種は、重い病気の免疫を作るためと言いながらも、弱いウィルスを赤ちゃんの体の中に注射しているのです。まだ生まれたばかりの、こんなに小さな体の中に、そして接種の間隔がばらばらなので集団接種の時に体調が悪かったりしたらどうしたらよいのでしょか?
特に第一子の赤ちゃんを育てているお母さんにとって、予防注射はとても緊張感をかき立てるものです。そもそも、予防接種は何のためにおこなうのでしょうか。まず赤ちゃんを危険な病気から守るためです。予防接種をすることで、赤ちゃんの体の中に、その病気に対する免疫ができますので、一生その病気にかからないで済むか、あるいはかかってしまっても、ごく軽く済むことがほとんどです。それから予防接種の対象となる病気は強い感染力を持つものが多いため、一人が感染することによってどんどん広がってしまう場合があります。
そのため流行を防ぎ社会を感染症から守るという目的もあります。私たちが成長する過程において、赤ちゃんが受ける予防接種の対象となる病気(結核、ポリオ、百日ぜき、破傷風、ジフテリアなど)などは、あまり身近に存在するものではなかったでしょう。それらはかつて日本や世界で流行し、たくさんの犠牲者を出した病気なのです。かかってしまうと、治療のすべもなく死に至ってしまうことも珍しくはなかった病気なのです。